一万円をこしらえなければならない。(バイト二日分の給料!!)
いろいろやってみた。明治大正に流行った「街頭演歌」でも歌ってみようかしら、なんて思ってカラオケでこっそり練習してみたり。だけれど思い出した。わたし音痴だった。
私が一万円を稼ぐ方法ってなんだろう……
そんな折、友人がハロウィンパーティーに焼きそばの空き容器を持って現れた。
手作りの素晴らしいお面を被って。
「ダンス 一回百円」の紙を前におくと時々百円を入れていく人がいる。
そうすると友人は奇妙に舞うのだ。空気人形にバネが入ったようなモリモリした動きでグネグネ〜と。
これが結構もうかるのだ。
だって、エキセントリックでどこか愛らしいお面の存在がグネグネするのである。なんともワクワクとして、笑えて、そしてちょっぴり不気味ではないか。
友人のその唯一無二の芸、そして身一つをお金に換える姿がなんだかカッコ良かった。
とにかくやってみよう。何か、身一つで芸をしてお金に変えてみよう。
だってこの頃、ズ〜っと机に」向かいっぱなしで体がウズウズしている。動きたい。全身で表現したい。
【追記】
さっそく歌ってみました。結構おもしろがってくれる人がいて、おひねりをいただいたり。
三曲歌ったらもう喉がギリギリとして、歌手って本当にすごいな〜と思った。
そして。私はしみじみ音痴。いい音痴であれば良いのだけれど、中途半端に音痴。う〜ん……
だけれど続けてみようかな、という感じ。
著作権を調べたら路上で歌う分には大丈夫だということだったので、私が歌える歌をチョイスする。
昭和初期の歌謡曲を歌おう〜!となって、衣装も昭和調?にウールの着物を着込んでみたり。
「憧れのハワイ航路」とか歌ってみました。次は「湯島の白梅」もしたい。
意外と準備の方が楽しい。
もしかして、歌の上手い人と組んで私はプロデュースとかダンスの方に専念した方が良いのかも。
ギラギラとして楽しい方法でお金を用意できたらいいな。
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