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執筆者の写真中村邦生

リピートすること



継続は力なり。このwixにメモ感覚でいいからどんどん書いていきましょうと、ミーティングで声を大にして気持ちよさそうに言ったというのに、結局書かずじまい。よくないところですネと思いつつ。

まずは一歩踏み出してから継続が始まるワケですナ。



さてさて、僕は "繰り返し" っちゅーのが昔から好きです。しつこいくらいの繰り返しが。

リピート、反復、ループ、入れ子、などなど


他人が言った個人的にツボだった発言を、何回も反復しておもしろさを噛みしめたり。

思い出し笑いなんてのもそういうもんですナ。

中学生の時には、廊下で同級生と談笑している時に、何回もおもしろフレーズとか流れを繰り返すもんだから 「アイツ、リピートがしつこいんだよな」と、陰口を言われていたこともありました。

リピート耐久値が高いんです。きっと。自分だけ遅れて笑っていることがしばしば。


はたまた、当時 VHSに録画した映画やアニメを何度も何度も、セリフを覚えるまで見ていたり。

聴いたことあるような曲のフレーズをずっと口笛でしつこく吹いたり。周りにいる人はよく頭から離れなくなっているようですナ。はた迷惑な人間でござんス。

これまた僕は全くもってしつこくやろうとか、繰り返そうと思ってやっているわけではないんですナ。

いたって毎回、「あ、あの気持ちよさとかおもしろさをもう一度。」という感覚でリピートするわけです。



ここ数年あたりから、リピートの美学的なことに改めて気づき始めました。

とある本で読んだ一節の内容です。

"AとBを繰り返していく。そうするとABABABAB・・・・ができる。こう並んでいるAとBを見ると、そこにはABはもちろん、ABA や BABA 、ABABABAという風に色々なAとBの塊が見えてくる。単なるAとBの繰り返しなのにそこには無限の広がりがある。"

ざっとこんな感じでス。僕は実にひどく納得しました。AとBがただ単に繰り返されているだけなのにそこにはあまりに多い情報がある。


子供と遊んでいる時、少し無表情で静止してから突然変な顔をすると爆笑してくれます。ほどなくしてまた静止して動く、笑う。何度やっても笑う。子供の頃は特に、どんなことでも止められるか飽きるまで繰り返したように思います。

「またあれやってよ!もっかい!もっかい!」と、まさにしつこく迫られいなす大人の様子はよく見られますネ。繰り返すことというのは、根源的なものなのかナとよく思わされます。イヤ、子供でなくたって。


お笑いにも、天丼というものがありますナ。同じボケをあえて繰り返すとか。


笑いのことでいくと、どっちかというとAとBの中でのズレとか、AとBの間の具合、繰り返しの中で生まれる差異みたいなものから笑いが生まれるなぁと。全てが、ではないですが。


リピート、ズレ、間、差異、変化。これってどっちかというとディレイに近いですネ。


とかく身の回りにはリピートの類のものが潜在しているのですナ、というか世界っちゅーんがそういうもんなんだナ。

文章の中にも”繰り返す”を繰り返しているっすナ。

繰り返すを繰り返しているを繰り返す。繰り返すを繰り返しているを繰り返すを繰り返す。・・・・


鶏→卵→鶏→卵

↑     ↓

卵←鶏←卵←鶏



すでにこの文章を書きながら頭の中はぐるぐるして止まらなくなっているワケで。


キリがない!とりあえずこの辺で。




くにお


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とにかく保存お忘れなく!そこそこ書いて消えると書く気失せるので!!

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