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執筆者の写真Miyu Kuroki

おじいちゃんの語り



(↑うちの三重のおじいちゃんです。大の甘党)


ご無沙汰しています。LOCOメン黒木です。

めっちゃ寒いですね。ずっとご無沙汰しっぱなしで本当にすみません。

いろいろあったことをひさびさに書いてみようと思います。


【おじいちゃんの語り、めっちゃ面白いなっていう話】


というのも私、前まで自分のおじいちゃんも街のおじいちゃんも「話すこと」に関しては超苦手だったのです。


だけれどフッと気が付いてしまった……


うちのおじいちゃんは何の話題を振っても若い頃の話に持ってゆく天才。

とんでもない腕力でグゥゥンッと営業職の話か伊勢湾台風の話にしてしまいます。(もちろんその話も大切なのですが)


どこまで本当でどこまでウソかわからないおじいちゃんの話。

子どもの頃はとっても刺激的であったのに、いつから「まーた嘘言って!」と冷静なツッコミをするようになっていたのでしょう。


思えば、昔話や民話っておじいちゃんおばあちゃんが囲炉裏ばたで話しているイメージです。

藁をなっていたり打っていたり(現代人なのでイメージですが)するお年寄りのそばで子どもがお話をせがんでいる絵を見たことがある気がします。


もしかして「事実」や「出来事」や「事件」がニンゲンの体の中に入って、長年体内で「醸されて」おもしろ〜いお話が完成するのでは……?と本気で思うのです。


例えるならば使い込まれた醤油樽やお酒の樽のような。


うちのおじいちゃんの語りは(あえてこの言葉を使うと)「ヤバい」です。

タイムスリップしているというか、もうお話と身体が完全にシンクロしているのです。言葉のすみずみまでに血が通っているというか。絶対嘘やろ!という語りにさえ身体が没入している。


おじいちゃんの語り、奥が深すぎる。

(特に私は町内中で牛の荷車で海水浴に行った話が大好き)


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